終活について

「終活」とは

終活とは、人生の終わりを見越して、自身で行う準備のことです。
具体的には、財産整理や身のまわりの整理、遺言書の作成、葬儀やお墓の準備などがあります。中でも死後の手続きのために、必要な情報や家族などにメッセージを書き残す「エンディングノート」の作成は、誰でもすぐに取りかかれる代表的な終活のひとつです。

「終活」という言葉は8割の人が知っているのに、実際に「終活」をしている人は1割もいないそうです。
「終活(にあたること)をしていますか」という質問に、「すでにやっている」と答えた人は9%しかいませんでした。「近いうちに始めようと思っている」人も9%しかいません。
一番多い回答は、「時期が来たら行ないたいと思っている」で56%でした。
という事は、終活はやるべきなんだけどまた今度・・・ではなく、「今」やるべきであるという動機が、皆様の中に不足しているというのが、最近の終活事情なのではないでしょうか?

家族内でコミュニケーションをとる機会も少なくなったため、後々「そんなこと知らなかった」「なにも聞いていなかった」というケースも少なくありません。
預金通帳や印鑑の保管場所など、身内でも知らない 等

一般的に人が亡くなった時にやるべきことはこのように多岐にわたっています。

108リスト
その中でも、相続を承認するかどうかは3か月以内に、相続税は10か月以内に手続きをしなくてはなりません。葬儀や入院費の清算は待ったなしです。

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「終活」が必要な理由

①家族の事務的負担を軽減する

まず、終活によって遺された家族の負担を大幅に軽減できます。葬儀やお墓、相続などに関する希望を家族に伝えておけば、家族はそのとおりに進めるだけで済みます。特に葬儀は短期間で葬儀の形式や遺影の写真などを決めなければならず、戸惑う方も多いです。しかし、終活で自分の希望や手続きの準備を前もって進めておけば、家族を安心させることができます。身内が死んだときの衝撃は非常に大きく、常日頃しっかりしていても、普通の精神状態ではないので、正常な判断が下せない事は多いのです。

・お寺やお墓、遺影を決めておく
・断捨離して部屋を片付ける
・エンディングノートの作成

②家族間の金銭的トラブルを回避できる

どうしても病院や葬儀費用の支払いなど、残された家族にやってもらわなくてはならないことも多く、待ったなしで誰かが金銭に絡む事務を行います。
死後は遺族間で、相続などの金銭トラブルが発生しやすく、場合によっては仲のよかった家族の関係がこじれ、大きなトラブルに発展する可能性もあります。ですが、終活で規定に則った遺言書を残しておけば、家族間の相続トラブルを回避できるケースが多いです。自分が生きている間に、相続する相手と話し合いを進めることで、スムーズな相続も可能です。

・遺言書の作成
・キャッシュカード、株式の口座管理
・借金を明らかにしておく
・葬儀費用の準備
・保険証券の準備

③自分の思いを反映させた生き方ができる

自分自身の人生を見つめ直すことで、残りの人生を前向きに自分らしく生きられるというメリットもあります。介護や終末期の延命治療を自身で考える事で、思うように生き、思うように終末期を迎えられます。たとえば、エンディングノートを作成することで、自らの考えを整理して、把握できます。

・医療や介護の方針(施設?在宅?入院?)終末期医療、治療の方針
・一番良い顔の遺影を選ぶ

「終活」をするのにおすすめなタイミング

「そうだ、私には『終活』が必要だ」と、気が付いた時がベストなタイミングです。また今度といわず、是非すこしずつでもすすめてみてはいかがでしょうか?

一般的には60代から終活を始める方が多いと言われています。その理由は定年退職や子どもの結婚、孫の誕生など、ライフスタイルが大きく変化するタイミングであるとともに、体力や気力も備わっているからです。
また、仕事からリタイアするタイミングは自分に対しての時間がもてるタイミングでもあります。

「終活」を始めたきっかけ

退職後は夫婦で過ごす時間が多くなり、お互いの残りの人生や、子どものことを考え始めた
病気になったり、体調の変化を感じたとき
年齢・身体の衰えを感じたとき
配偶者が亡くなったとき
お葬式に参列して

「終活」が間に合わなくなってしまったケース

①認知症を発症してしまい、考えられない

契約能力がないレベルの認知症では、もう遺言がつくれません。遺産分割協議も有効ではなくなってしまうため、法定相続通りの遺産分割もしくは、成年後見人を付ける事になりますが、職業成年後見人への報酬は月2万円以上になります。財産の状況の把握も困難になってゆきます。例えば通帳や印鑑をなくす等、家族の援助を受けたとしても、財産の把握すら難しくなってきます。

②病気が悪化して、体力的にできない

病気が発覚して、もしかしたらもう退院できない可能性があると感じた時にはもう縁起でもないと、家族で遺言書の話をすることができなくなってしまいます。またエンディングノートを書き留める、銀行手続き、自宅の片付け等、その程度の事であったとしても、病気が悪化している時には身動きが取れずしんどいものです。

「終活」を今すぐにしない理由

今すぐ死ぬわけではないから、まだ時間があると思っている
状況がどう変化するかわからない(将来的な施設入所の可能性等)
やったことがないから、面倒に思ったり、きっかけがつかめない
老後の生活が想像つかない(介護や終末期医療の事)
遺言書の書き直しは面倒くさい

行政書士しあわせ事務所は、高齢者に特化した行政書士事務所です
老後の介護を受けた生活やそのかかる費用等のイメージにつきましても、ご相談にのる事ができます
また、高齢者特有のトラブルをお伝えする事によって、それを防ぐためにどのような遺言書を書くべきがの要点がつかめるのではないでしょうか

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一般的に「終活」で考える事

葬儀 呼びたい人のリスト作成や、シンプルに家族だけで直葬してほしい等の希望 費用負担の準備
ペット 自分の死後のペットの行先について検討
相続財産 まずは自身の持っている財産の目録の作成 だれに相続したいか、またはその割合などを決めて遺言書の作成
保険 保険証書の管理 相続対策であらたに保険に入る人もいる
菩提寺・納骨・お墓 こだわりがあるなら早めに準備 承継する家族とも相談の必要あり
延命治療 直前に二択でせまられないとなかなか判断がつかないものだが、延命治療についての理解がまずは必要
介護の希望 看取り 施設に入所、在宅を希望しているのか 今介護を受けていない人にはなかなかイメージが付きづらい
持ち物整理 不用品の処分や大事なものの管理
連絡先 葬儀に呼びたい人、亡くなった事を連絡して欲しい人の連絡先を作成する 疎遠になっている兄弟等と、近況の連絡を取る
デジタルデータの整理 パソコンやSNS パスワード等の管理について
エンディングノートの作成 上記の自分での決め事を一冊にまとめる

葛飾区社会福祉協議会では、オリジナルのエンディングノートを区民の皆様へ無料でお配りしています。

【配布場所】

  • 葛飾区社会福祉協議会(ウェルピアかつしか3階)
  • 高齢者総合相談センター(区内14ヶ所)
  • 葛飾区役所 福祉管理課
  • 地区センター(区内19ヶ所)

【内容】※内容はその都度変更されます。

  • 葬儀について
  • エンディングノートをどう活かすか
  • 遺言と相続の基本を学ぶ など

当事務所の情報 行政書士しあわせ事務所(葛飾区小菅)

〒124-0001 東京都葛飾区小菅2-26-8

代表行政書士 高城 仁美(たかじょう ひとみ)

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